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森義道会長メッセージ

極真の世界は政治的駆け引きはない

Last Updated on 2020年6月9日 by グループ本部事務局

今年で軍を対処退職するフレデーレクストンというクラウド先生の田舎で、夏のセミナーを行いました。
クラウド先生は、アフガンや中東の戦地で、写真の記録を取る任務にあたっていたそうです。
敬虔なカトリックのクリスチャンで、地域に根ざした家族極真を目指していたのです。
カナダの小さな町に、極真があり、家族として運営している道場は、手塚グループそのものでした。

アメリカ大陸で、北米も南米も、手塚グループが家族として広がりを見せています。
南米では、ラウル師範が、チリとコロンビアに進出して、発展している様子です。
もちろん、アメリカでは、伊藤師範を中心に結束を示しています。
そのような状況で、フレデーレクストンという小さな町でセミナーが行われて事は素晴らしい事でした。

三日間のセミナーでしたが、基本的な技術と型、そして組手を指導しましたが、老若男女を問わず、一生懸命な姿勢に感動を覚えたのです。
それも、今回主催するこの町のクラウド先生が、先頭を切って、リーダーとしての責務を果たしていました。
モントリオールを中心に、ステファン師範、フランシス師範、ミッシェル先生、そしてクラウド先生というしっかりとしたカナダのベースを築くことができたのです。

四拠点で、更なる発展があると信じるのです。
それよりも、政治に翻弄されることなく、家族愛を貫く極真手塚グループでありたいのです。
政策が、右や左にぶれるようでは、天の怒りを買うような気がします。
私達が目指しているのは、人として本物であるべきであるという観点です。

世界中を指導する中で、単なる空手に留まることなく、家族愛をしっかり育てる道場にしたいと思っているのです。
人間としての見えない戒めは、家族が愛情をもって生きるという事であるのです。
その先頭に立って、これからの歩みをしていきたいと思うのでした。
足の脹脛の肉離れも、かなり良くなってきました。
日本に帰ったならば、トレーニングを再開していきたいと思っています。

優秀な人材の登用
今回一緒に行動を共にした伊藤国際部長ですが、特殊な才能を持っているのです。
アメリカでの生活が長いこともあって、海外での活躍は、目を見張るものがあります。
通訳という事だけではなく、極真空手に関しての研究心と洞察力は類を見ないのです。
国際部長として、特別な賜物を持っているという事は紛れもないのです。

さて、一緒にカナダのセミナーに参加したのですが、一緒のホテルの一室で語り合うのです。
あらゆる災いを排除して、的確な指針を打ち出すという才能に恵まれているのです。
カナダでのセミナーの期間、献身的な奉仕をし、国際部長としての役割をしっかり果たしているわけです。
私と行動を共にして、忠実な随行者という姿勢を貫くのです。

また、的確な判断能力でもって、意見を述べるのですから、納得することが多いのです。
私の語ったことをしっかり受け止めて、判断するのですから、有能な人材であることに間違いはないのです。
グループとして、どこかに頼るという発想はなく、手塚会長の意志を受け継ぐという事に徹しているのです。
私と同じように、手塚会長の家族という思想を共有して、その道を追い求めていることは、共感してやまないわけです。

ところで、手塚グループが主張するような家族は、この世の流れとは違っているのです。
私達は、人としての本質であると確信しているのです。
伊藤国際部長は、手塚会長が口述してきたことは当然のことながら、私が語った内容までも包括して、手塚ニズムを完成させようとしているのです。
もちろん、技術的な事に関しても、究極的な思考をするわけです。
特に、型は心技体を現わすような完成の領域を目指しているです。

日々研ぎ澄まされた矢として、整えながら、世界をリードしていこうとする姿は、輝いているのです。
そうして、手塚グループに留まって、成すべき役割を果たすという人材になっているのです。
多くの実を結ぶような人生を送るのではないかと期待が渦巻くのです。

苦難もやむなし
もう手塚会長が亡くなられてから、二年半の歳月が流れました。
不穏な空気が醸し出されことがなく、今まで歩んでくることができたのは、手塚夫人のお陰です。
決して、私は最初から会長の弟子であったのではないのです。
手塚会長との信頼関係の中で、副会長として歩まさせて頂いたのでした。
かつて、選手時代、私の戦いを興味深く見て、不思議な選手であると認定してくれていたのです。

手塚道場の血筋の者でもないのに、手塚会長と改革路線を歩んだという事で副会長として用いられたという事でした。
それだけに、会長の言葉の中で、手塚グループの理念を見出したという事です。
もちろん、相応しい器であるかどうかという事は、はなはだ疑問が残るところであります。
手塚道場のメンバーの中には、複雑な思いを抱かせたに違いありません。それでも、会長と世界を相手に、果敢にグループを前進させてきたのです。
ある程度予想していましたが、配慮の欠如で歪があった事はいがめないのです。

もちろん、手塚道場の中で、情報通の人がいて、不穏な動きを伝えてくれたのです。
私は、人を信頼するという原点なので、会長として世を渡るには危うい性格であると言っても過言でないのです。
当然、陥れられる要素が多分にあるのですが、今のスタッフが最大の知恵を出して、守ってくれているというのが現状なのです。
そして、今は、日本と世界に対して、このグループの存在を知らしめ、共鳴して頂けるように日々精進をしているのです。

実に、これからがどのように舵取りをしていくかという事が問われるわけです。
手塚夫人が前面に立って頂いていますから、私としてへこたれることなく、前に進んでいきたいと思うでのす。
もう少しで、モントリオールからの成田に飛行機が到着しようとしています。
少し疲れ気味ですが、よく整理してこれからのグループの運営に全力を注ぎたいと思います。

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