森会長-新年の挨拶
Last Updated on 2020年10月8日 by グループ本部事務局
謹賀新年 あけましておめでとうございます。
多くの道場生の皆さんが、昨年一年一生懸命に稽古を重ねて、充実した歩みをされました。
普段の稽古はもとより、昇級審査会、大会等で頑張っている様子を本部に映像で送ってくだいました。
心から感謝申し上げます。
一生懸命に稽古している姿に、スタッフ一同大きな刺激を受けました。
そして、今年は、福岡で世界大会が開催されるという事で、元旦から心が引き締まるのではないかと思います。
特に、選手の皆様は、日々の稽古が、真剣になっていたとおもいます。
さて、手塚会長が逝去されてから、二年の歳月を迎えようとしています。
このグループの中心人物は、手塚名誉会長にあることが、誇りなのです。
この二年の期間を総括して、新しい年を迎えたいと思います。
とうのも、人間という存在は、良い面もあれば、反対の面も併せ持っているのです。
私自身も、稽古に対しては、幼子のような純真な面があるかと思えば、運営には聡く対応しなければならない面も生まれるのです。
このグループを継承させて頂いたという事は、日々「発展するか衰退するか」問われるのです。
それは、手塚グループの理念が成立し、歴史の一端を担っているからです。
だからと言って、現場のブランチチーフや本部長に指示をするというのではないのです。
このグループの理念の如く、「対話」なのです。
理由は、お互いの家族を大切にするということが原点になっているからです。
トップダウンのような事での指示は、このグループの理念に抵触してしまうのです。
つまり、このグループの責任者は、今も尚手塚名誉会長であります。
私はというならば、手塚名誉会長の代理なのです。
このような体制は、二年前の元旦にメールで、名誉会長から指示されたのです。
その指示内容は、「私の手足になって、日本と世界を巡回して、家族理念で指導するように」という事でした。
そうでなければ、後継者が私物化する独裁体制となってしまう危険をはらんでいるという事のように思えたのでした。
別の組織のようになってしまう事を警戒されていました。
まさに、独裁体制は、このグループの理念を根底から覆すことになるのです。
継承した者の私物化は、つきまとう誘惑という事だと思うのです。
そこで私も、誰からも支持される、心の深いところに隠されている動機から外れないようにするのです。
そうでなければ、心が打ち破られて、このグループをミスリードする恐れもあるのです。
間違った政策と的外れな発想は、災いとなって跳ね返ってくるものです。
「隠れた野心、自惚れ、グループの私物化」は決して持ってはいけないと自重しています。
あくまでも、手塚名誉会長の代理者であるという事から逸脱しないようにするのです。
そうでなければ、家族理念で発展していくということが妨げられるというものです。
代理者ですから、日々極真の修行を怠ることのないようにするのです。
さらに、相談して下さる責任者とは、徹底的に対話していきたいと思っています。
このような姿勢で、極真を修行するならば、真の姿を現すことができると思っています。
段位を頂いている立場ですから、理想の姿を手塚名誉会長にお返ししたいと思っています。
今年も、皆さんと共に手塚グループの発展のために尽くしていきたいと思っています。