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Chronique de Masanori Sugihara, directeur exécutif

La gymnastique à la radio réduit-elle autant les capacités d'exercice que le fait de la pratiquer ?

Dernière mise à jour le 9 juin 2020 par Siège du groupe

ラジオ体操の始まり

ラジオ体操は1928年(昭和3年)11月1日にスタートしました。「国民全体の健康を願って作られた体操」で文部省が任命した7人の体操考案委員により作成されました。戦争で一度は中断しましたが、新たな体操が「新ラジオ体操制定委員会」により現在の形になったのは戦後の1951年(昭和26年)のことです。当時の運動の専門家たちが集まり、「簡単、容易で誰にでもできるもの」「どこでもすぐやれるもの」「調子が良くて、気持ちのいいもの」というコンセプトで健康増進ができるように、一つ一つの動きが練りに練って作られました。
ラジオ体操の事業は、その後民営化された、株式会社かんぽ生命保険とNHKおよびNPO法人全国ラジオ体操連盟によって受け継がれています。
もともとは逓信省簡易保険局が、海外の保険事業を視察した際、米国でメトロポリタンライフ生命保険会社(メットライフ) が行っていた、ラジオ放送による健康体操「メトロポリタンライフ ヘルス エクササイズ(Metropolitan Life Health Exercise)」を参考にしたと言われています。

私自身も子供の頃から学校で地域で体操していました。朝早くから出席カードのはんこのために早起きして近所の公園に行っていたことも思い出します。
国民的運動として定着している「ラジオ体操」に疑問を投げかけるという事が今回のテーマです。

固定観念は最も恐ろしい病です。

基本的に体を動かすことはいいことですので、じっとしていて何もしないよりは健康にはいいと思います。
ただ私は、しないよりはいい程度だと思います。
特に健康ではなく「運動能力」にためにはしないほうがいいと考えます。
トップアスリートが「ラジオ体操」をしているのをみませんよね?

ラジオ体操の運動動作の問題点?

運動動作としてどこに問題があると思われますか?
ここでいくつか思い当たることのある方はかなりの運動感覚をお持ちです。

私は武道を追求し、空手に始まり、古武術、合気道、総合格闘技など多くの流派や道場で学んで来ました。
今でも自分の道場で指導する傍ら別の道場で指導を仰いでいます。
また、運動は武道特有のものではなくどのスポーツにも共通の基本があると考えています。
同じ体を使うわけですから。

元高校陸上記録をもちアメフト日本代表、現在プロサーファーという経歴の知人がおり、よく話しますが、やはり運動感覚は共通です。

では「ラジオ体操」のどこが、運動として問題なのでしょっか?
①体幹動作ではなく手足動作を意識させている
②シンメトリー動作
③動作そのものを指導せず動かし方しか言わないので、個々人で間違った動作をしている

体幹動作ではなく手足動作を意識させている?

「ラジオ体操」の最初の声を振り返ってみましょう。
○ラジオ体操第
「腕を前から上げて背伸びの運動から。」
「背筋を十分に伸ばしましょう、手足の運動から」
○ラジオ体操第二
「両足飛びの運動です。…….手足の曲げ伸ばし」

運動の基本は体幹からです。
ややこしい重心や重力との関係を省き単純にいえば、あらゆる運動は体幹からはじまらなければパフォーマンスは上がりません。
しかし、「ラジオ対体操」は冒頭のみならず、随所に手足運動を意識させる言葉が続きます。

「腕を振って体をねじります」に至っては最悪です。
体幹がねじれるので腕が振れる事が正解で、この逆では話になりません。
野球のピッチャーがボールを投げるときに、腕を振った結果、体がねじれているのではたいした球は投げられません。
また、すぐに肩などの関節を痛めるでしょう。
体幹がねじれて戻るエネルギーが腕に伝わってボールを投げるのでなくては運動になりません。

手足が先か、体幹が先かは運動にとっては致命的なほど結果が変わります。

子供の頃から慣れ親しんだ「ラジオ体操」が全ての原因とは言いませんが、
多くの日本人がストレッチなどをするときに手足伸ばしを中心にしている人が圧倒的に多いように見受けます。

たとえば、前屈をすると膝が伸びにくい人をでみてみましょう。
伸びにくくピーンとすると痛い方は「足が硬いので」と思いがちです。
足の硬さもありますが足は結果です。
本当は胴体が硬いのです。硬い胴体が伸びないので胴体に比して弱い足が引っ張られているのです。
胴体を堅いままに手足を伸ばすと弱い手足は犠牲になりますので手足は故障します。
何もしないで固まっている本社に支店が苦しめられているようなものですね。

体幹の柔軟運動をせずに手足の運動をいくらしても結果はついてきません。
それどころかやればやるだけ体を壊します。
そういった意味では手足運動を助長する「ラジオ体操」は健康にも良くないかもしれませんね?

体幹動作で何が思い浮かびますか?
腹筋などの筋トレ以外に思いつくでしょうか?
手足を使ってではありませんよ。
体幹の柔軟運動は思いつきますか?

仙腸関節は柔らかいですか?
骨盤は反っていませんか?
背骨(24本)はバラバラに自由に動きますか?
肩甲骨は張り付いていませんか?
肋骨は柔らかく呼吸はスムーズですか?
上体の動きに腰がひきずたれていませんか?
などなど

道場では体幹動作を徹底的に稽古します。
手足動作はすぐに注意されます。

肩こり、腰痛大国日本。
「ラジオ体操」ではほぼ直りません。
むしろ身についた手足運動を日常生活で行うことで肩こり、腰痛が起きています。
身心代謝が悪くもなります。

願わくば「ラジオ体操」も現代にあった正しい運動を示せるようリニューアルしたいものです。

次回は「ラジオ体操」の別の問題点
②シンメトリー動作
③動作そのものを指導せず動かし方しか言わないので、個々人で間違った動作をしている
に関して詳細に書く予定です。

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杉原政則 極真空手四段
極真会館グループ事務局長
極真会館東京本部長
多数の武道経験を持ち、文武両道の観点から学習道場も主催。武道を通じての青少年教育を研究し、地元小学校で定例で「空手通信」を発行。また経済分野においても武道のコラムを執筆中。
https://budo.tokyo/

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